2018.08.01
リフォームIT活用
地震時にLWが役に立った話
6月18日朝、大阪府高槻市を震源とする最大震度6弱の地震が近畿を襲いました。今はかなり落ち着いたようですが、被害に遭われた方々や支援に回られている方々のご健康を心よりお祈り申し上げます。
弊社は震源から遠く、直接的な被害を受けることはほとんどなかったのですが、ほぼすべての公共交通機関がマヒし、社員の大多数が出勤できない状況でした。結局午後から臨時休業とせざるを得なくなり、SAKSAKをご利用の皆様にご不便をおかけすることになってしまいました。
クラウドツールの利点
今回の震災によって改めて確認できたのはクラウドツールの安全性です。
弊社のSAKSAKやその他クラウドツール(EvernoteやLINE WORKSなど)をお使いの皆さまは今回の震災を受けても「お客様の情報が無くなってしまった」という方はいらっしゃらないはずです。(パソコンが壊れて見れない、ということはあるかもしれませんが)
SAKSAKをはじめとする多くのクラウドツールはデータ管理を外部のサーバーセンターに依頼しています。インターネットを通じて、そのサーバーセンターの情報を見に行く仕組みです。耐震・耐火・停電時対策に優れることから、お客様の情報を守ることに大変優れています。
災害時に重要な「安否確認」
また、大きな災害の際に最も不安なのは安否確認です。災害時には電話回線が繋がりにくくなります。また緊急通報の妨げにならないように配慮をする必要もあり、安否確認にはとても時間がかかってしまいます。
弊社ではこんなとき「LINE WORKS」というクラウドツールを活用します。
LINE WORKSは、LINEをビジネス利用するためのツールで、チャット機能の他、社員全員が共有できる掲示板などの機能があります。
この機能を使って、地震発生から1時間以内に社員全員の無事を確認し、自宅待機の指示を出し、午後に休業を決めるなどの事後策をスムーズにとることができました。
また「安否確認bot for LINE WORKS」を使えば、災害時に急を要する安否確認をさらにスピーディかつスムーズに行うことが可能です。
プログラムが災害発生を感知すると自動的に全社員に対してメッセージが送られて安否確認を行う仕組みです。
チャットへの返信で簡単に回答できるほか、LINE WORKSを使っていない社員にはメールでメッセージを送ることも可能な仕組みです。情報の集計も、もちろん自動で行ってくれます。
この記事を書いている最中にも、西日本で豪雨による大災害が起こってしまいました。
災害大国の日本に住む以上、いつ何時大きな災害が起こってしまうか分かりません。
いざという時にスムーズに対応できるように、社員の安否確認をはじめとする災害時対策フローを事前に決めることが非常に重要です。
LINE WORKSなどのクラウドツールを上手に利用することがその手助けになる、そう実感した今回の地震でした。
LINE WORKSとは?
掲示板・カレンダー機能などを備えた「ビジネス版LINE」
私用のLINEと分ける事で、プライベートを確保
LINEで見慣れた画面・操作感だからすぐに使える
メッセージの既読機能で情報伝達漏れが防げる
高度なセキュリティ管理で、社外秘情報の取扱いも安心